よくぞご無事で!
私が退職する時に会社からいただいた記念品です。私から、これを希望しました。
実は、私が描いたものなんです。
今から約9年前、福岡から東京の本社に転勤になりました。
当時のショップの店長が出産退職のため後任としての
人事異動でした。
初めての東京でのひとり暮らし。在京の友人も少ないし、
すごく不安でした。
そんな頃にお店の見本として当時の新商品に描いた
作品です。
モデルのカントリードールは事務所に実際に飾ってた
もので、アメリカンカントリーが大好きだった私は、
その人形がすごく欲しくてたまりませんでした。
で、代わりに絵にしたんです。
まだトールも自己流で描いてた頃なので筆使いも、
デザインのバランスも悪いけど思い出の作品でした。
4年後福岡に戻り、約1年半前、またまた東京に!
今度は企画課勤務でショップには時々しか顔を出して
いなかったので、この作品の事も実は忘れてました。
(商品もずいぶん前に廃番になってたし~)
そして退職。
退職前にたまたまお店にいたら、スタッフから
「副社長から○○さん(私のこと)への記念品を頼まれ
たんですが、何がいいですか?本人の欲しいものをと
思ってるんです。」と聞かれました。
これからもトールを続けるんだし、筆一生使用分(笑)
とか素材がいいかなぁ~なんて思いながら店内を
見てたら、これが目に飛び込んできました!
まだあったんだ!!
私が描いたって知ってるスタッフもみんな退職して
いないし、素材だって廃番で売ってないのに、よく
捨てられなかったね。
なんかじーんとしました。
そして、即、「コレ!!」ってお願いしました。
でも、一応会社の備品だしなぁ~と、あくまでもリクエスト
にしてたら、退職日の終礼で、きちんとラッピングされた
この作品が私の手元にきました。
これを持っての最後の挨拶は、転勤当時の事や、仕事で
辛かった事、楽しかった事、いろんな事が思い出されて
グチャグチャでした(^^;
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コメント
>okaちゃん
そうだよ~。
トールを愛してるわよ~!(笑)
先生をはじめ、お友達にも、環境にも
恵まれて、描き続けられる幸せを感じて
います。
ずっとこうして穏やかに生きていけたら
いいなぁ。
投稿: おれんじ | 2006年7月12日 (水) 10:34
めちゃめちゃコメント遅いですが…。
改めておつかれさまでした!トールに対しての愛を感じます。
そして今でもずっと作品をつくってるんですね。
関東でやるときは教えてください。(って大変か…)
私は結局トール自分では一回もやらなかった!けど
(メディウムセミナーに出てそれは面白かった)
アメリカンの布にありそうな、ラバードールなんかをモチーフにしたら可愛いのができそうだな〜って思ってました。
http://www.kawachi.zaq.ne.jp/choucreme/page029.html
投稿: oka | 2006年7月11日 (火) 17:26
>ゆうこママ
ありがとう。
あの作品に「味わいがでてる」って、うれしいコトバでした(^^)
技術はつたないけど、お気に入りのドールを一生懸命描いたから。
その気持ちがチョット伝わったかな?
作品って、いくら技術やデザインがすごくても、心がこもってなかったら魅力ないよね。
最近、気合を入れて描いた作品が少ないから少々反省気味です。
イベントもいよいよ明日!
楽しんでくるね~(^^)
じゃ、月曜日に!
投稿: おれんじ | 2006年7月 7日 (金) 19:57
じ~~~んとしちゃいました。
作品も、と~ってもあったかくて、これまたいい味わいが出てるねえ。
ブログで見せてもらって、おれんじちゃんがこ~~~んなにいっぱい描いてることを改めて知りました。
技術面でもアレンジでも、やっぱたくさん描く事が、上達の秘訣なんだわ。
いよいよ明日イベントだね。
みんないっぱい描いててすごいです。
見に行けないのが、とっても残念だけど、応援してるね~
投稿: ゆうこママ | 2006年7月 7日 (金) 09:38
>marippeさんへ
でしょ~!?(笑)
たぶん、私が気づかなかったらずっと
「ただ置いてあるだけ」の作品のままで、
そのうち処分されてたかもしれないと思うと
私の元に来たのもホント運命かもって思って
しまいます。
私も欲しいものがあると、何度もお店に
いきます。
で、売れてしまってたらやっぱり縁がなかった
と思います。同じですね。
ま、衝動買いして失敗することも多いん
ですけど~(^^;
投稿: おれんじ | 2006年7月 7日 (金) 00:34
すっごいですね~「運命」感じません?私は一目ぼれはするんだけど,衝動買いできなくて,何度も通います。通ってるうちの,そのものがなくなっても,「縁」がなかったと諦めがつくんです。すっごく欲しいものは,何度も通い詰めて,それでも欲しくてたまらなかったら,主人に相談してから買うんですが,そこまで思い入れの強いものは,ものすごく大事にします。「物との縁」感じました。
投稿: marippe | 2006年7月 6日 (木) 15:57